同期の勤務弁護士が集まると、ボス弁の悪口や兄弁の悪口が話題となるが、結論として、自分たちは悪くない、彼らが悪いというところに帰着する。これによって、ストレスを発散させ、翌日からの仕事の英気を養うということであれば、少しは意味がある。しかし、自分たちの結論が正しく、本当にボス弁や兄弁が悪いと考えていたら、それは問題である。8割から9割までは、勤務弁護士の方が悪いのが実情で、本当にボス弁や兄弁が悪いのは少ない。自らの不手際を人の所為にして、自らを正当化する行為は慎むべきである。自分が正しいと思って行動することにより、さらに、人間関係も悪化し、良い結果にはならないのである。傷を舐め合うのはほどほどにした方が良い。